「返済の後は貯金」──親の言葉から始まったお金の習慣

こんにちは、コシカです。
今回は、私がどうやって貯金習慣を身につけてきたかを、ちょっと振り返ってみたいと思います。
今では「給与が入ったらすぐ先取り貯金」というスタイルが当たり前になっていますが、
正直、昔の私はそんな生活とは真逆でした。
■ 若い頃、むしろ借金まみれだった話
まだ社会人になったばかりの頃の私は、全く貯金ができないタイプでした。
「余ったら貯金しよう」と思っていても、気づけば手元にお金が残っていない。
そうしているうちに、ちょっとした急な出費が重なり、
リボ払い、キャッシング…と、借金に手を出してしまいました。
気がつけば、借金は約100万円。
自分でも「さすがにこれはマズい…」と思った頃には、どうにもならない金額になっていました。
最終的には、親に頭を下げて肩代わりしてもらいました。
情けなさと申し訳なさでいっぱいでした。
■ 親のひと言で、考えがガラッと変わった
返済中、私が毎月8万円ずつコツコツと親に返していたときのことです。
ある日、親がこう言ったんです。
「給与が出たら返済した時の余りで生活はできていたのなら、
返済じゃなくて貯金をした残りで普通に生活できるだろ?」
当時はハッとしました。
確かに、毎月8万円を返していたということは、それだけの余裕はあったということ。
でも、「返済は“支払い義務”、貯金は“余裕があったら”」という感覚が自分の中にあったんだと気づかされました。
■ それからは、先取り貯金が当たり前に
その言葉をきっかけに、返済が終わったあとからは、
同じように“毎月8万円”を先に貯金するようにしました。
「貯金は未来の自分への返済」だと考えるようになったんです。
実際やってみると、意外と生活は変わらない。
むしろ、残ったお金だけでやりくりする習慣がついて、浪費が減りました。
貯金が増えていくのが見えると、自然と嬉しくなって、モチベーションも上がる。
今ではこの“先取り貯金”が、私の生活の軸になっています。
■ そして始まった「車を買い替える貯金ループ」(笑)
とはいえ、人間ってなかなか変わらない部分もあります。
貯金がしっかり貯まってくると…どうしても“ご褒美”が欲しくなってしまう。
私の場合、それが「車」でした。
貯金ができたら、車を買い替える。
そしてまた一から貯金を始める。
そんなループが数回続いてました(笑)
でも、これはこれで貯金を使う“明確な目標”があるという意味では、
モチベーション維持にもつながっていたと思います。
■ クレジットカードとの付き合い方も変わった
昔はリボ払い・分割払いも多用していましたが、
今では基本的にクレジットカードは一括払い。
とはいえ、全く分割を使わないわけではありません。
2回払い(手数料無料)を使うことはありますし、
どうしても高額で必要な支出のときは、3〜5回の分割払いをすることもあります。
ただし、そのときはしっかりと計画を立てて、予算を確保してから。
手数料がかかる分割払いは、「お金の使い方に緊張感を持つ」意味ではアリだと思っています。
■ まとめ:「生活は“貯金後”に成り立たせるもの」
若い頃は「貯金ができない人」だった私も、
今では毎月きっちり先取り貯金をし、浪費も減り、クレジットカードも味方に変えました。
失敗もたくさんしてきたけれど、
それでも今、「お金との付き合い方が変わった」と自信を持って言えます。
「返済後に生活できたのなら、貯金後でも生活できる」
この親のひと言が、今の私の原点です。