新NISAで損切り?特定口座との違いを改めて考えた話|コシカログ

こんにちは、コシカです。
最近、株式相場が不安定になり、SNSでも
「新NISAで損切りしました」
という話をよく目にするようになりました。
今回はそれを見て感じたこと、
そして、NISAと特定口座の違いについて改めて考えたことを書いてみたいと思います。
新NISAで損切り?それ、もったいないかも
正直なところ、私はこう思いました。
「損切りするなら特定口座でやればいいのに…」
新NISA(2024年から始まった制度)では、
確かに利益が非課税になります。
これは大きなメリットです。
ですが、
損失を出しても、特に税制上の救済措置はありません。
- 特定口座なら → 損益通算ができる(他の利益と相殺できる)
- NISAなら → 損失を出しても通算できない(完全に自己負担)

利益が出たら得だけど、損失は補填してくれないんだよね。

うん、だから感情で損切りするなら、特定口座で持ってた方がまだダメージは小さくできるかも。
新NISAはあくまで「増えた分に対して非課税」という優遇制度であって、
損失を出した場合には特別な救済措置はないのです。
もちろん、投資スタイル次第ではあるけれど
もちろん、
新NISAで短期勝負・ハイリスクハイリターン狙いをしている人もいます。
- 大きく儲けたいからリスクも覚悟している
- 値動きが荒い銘柄にあえてチャレンジしている
そういう明確な方針なら、
たとえNISA枠で損切りしても、別に問題ないと思います。
でも、SNSなどで見かける話の中には、
「本当は長期投資を目的に始めたのに、相場が下がったら怖くなって売った」
というケースもけっこう多そうでした。
これは、すごくもったいないなと感じました。
初心者こそ、理解せずに損切りしないでほしい
せっかく新NISAを使って、
- 手数料も安くなり
- 運用益が非課税になり
- 資産形成にぴったりな制度が使える環境
そんなチャンスを活かすためには、
制度の仕組みをしっかり理解しておくことが大事だと思います。
特に、
- 投資対象が優良なインデックスファンドだったり
- 長期運用を前提にしている場合
相場の一時的な下落で感情的に損切りしてしまうのは、
本当にもったいない。

焦って手放しちゃったら、何も残らないもんね。

そう。多少の上下は許容して、じっくり育てるイメージが大事だと思う。
私の過去のやり方と反省
ちなみに、私も昔はこんな感じで分けていました。
- 勝てる見込みが高そうな株 → NISA枠で購入
- 勝てるか微妙だけどリターンが大きそうな株 → 特定口座で購入
つまり、
NISAは手堅く・特定口座はチャレンジ枠
という使い方ですね。
とはいえ、それでもNISA枠で買った株の中には、
思ったように回復せず、泣く泣く損切りしたものもありました。
こればかりは投資なので仕方ないですが、
そのときも
「勉強代だな」
と割り切って受け止めました(笑)。
【まとめ】
- 新NISAは利益に対して非課税だが、損失を出しても救済措置はない
- 損切りするなら特定口座の方が税金面で有利な場合もある
- 長期運用を前提にしているなら、相場の上下に振り回されず耐えることが大事
- 投資する制度の特徴をきちんと理解したうえで、使い分けていきたい
- 損失が出ても、それも一つの勉強。次に活かしていこう!
相場が不安定な今だからこそ、
「目先の値動きに流されず、制度の本質を理解して動く」
そんな冷静な投資スタイルを心がけたいなと思いました。
焦らず、慌てず、コツコツと。
これからも資産形成を続けていきたいと思います!