私が日経平均でなくTOPIXを選んだ理由

国内株式に投資する際、日経平均株価（日経225）と東証株価指数（TOPIX）のどちらを選ぶべきかは、多くの投資家が考えるポイントです。
私は慎重に検討した結果、TOPIXを選択しました。

本記事では、TOPIXを選んだ理由と、その魅力について詳しく解説します。

日経平均とTOPIXの基本的な違い

国内株式の主要な株価指数には日経平均株価（日経225）と東証株価指数（TOPIX）があります。それぞれの特徴を比較します。

指数名	構成銘柄数	計算方法	特徴
日経平均株価（日経225）	225銘柄	株価平均型	値嵩株の影響を大きく受ける
東証株価指数（TOPIX）	約2100銘柄	時価総額加重平均型	時価総額の大きい銘柄ほど影響が大きい

この違いが、私の投資判断に大きく影響しました。

日経平均は「株価平均型」の指数であり、単純に225銘柄の株価を合算し、一定の方法で平均値を出したものです。そのため、次のような特徴があります。

つまり、一部の値嵩株の動きが指数全体を左右するため、日経平均はボラティリティ（変動の大きさ）が高い傾向にあります。
私はこれをリスク要因と考え、日経平均を選ばない決断をしました。

TOPIXは「時価総額加重平均型」の指数で、時価総額の大きい企業ほど指数に影響を与えます。

このように、長期投資を行う上で、分散が効いており安定性が高いという理由から、TOPIXを選択しました。

TOPIXは、長らく「時価総額加重平均」の指数として使われてきましたが、日本取引所グループ（JPX）はTOPIXの見直しを進めています。

この見直しにより、TOPIXの投資魅力はさらに向上していると考えています。

✔ 2022年4月の市場区分再編を機に、構成銘柄の整理を開始
✔ 流通株式時価総額が100億円未満の銘柄の構成比率を段階的に引き下げ
✔ 2025年1月末に完全移行し、より流動性の高い銘柄中心の指数に

以前のTOPIXは、流動性の低い銘柄が指数に含まれていることで、投資対象としての魅力がやや低下しているという課題がありました。
しかし、2025年1月末には見直しが完了し、流動性の低い銘柄が指数から除外されるため、より投資適格な指数になると期待できます。

✅ TOPIXの投資信頼性が向上
✅ 値動きの安定性が増す
✅ 外国人投資家にも魅力的な指数へ進化

私は、この指数の見直しがTOPIXの長期的な成長性を高めると判断し、投資先として選びました。

私が日経平均ではなくTOPIXを選んだ理由をまとめると、以下のようになります。

こうした理由から、私は日経平均ではなくTOPIXを選びました。
特に、分散効果と指数の見直しによる改善が決め手になりました。

日経平均とTOPIXを比較した結果、私は「より分散が効いており、長期投資向き」という観点から、TOPIXを選択しました。

今後もTOPIXを活用しながら、日本株市場の成長をじっくりと見守っていきたいと思います。

本記事は私個人の投資判断に基づいたものであり、特定の金融商品や投資方法を推奨するものではありません。

投資にはリスクが伴い、元本割れの可能性もありますので、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。

日本取引所グループ（JPX）TOPIX見直しについて
https://www.jpx.co.jp/markets/indices/topix-review/index.html