こんにちは！コシカログをご覧いただきありがとうございます。
今回は市場の暴落や急激な下落時に、安易な損切りを避けるための具体的な対策についてお話します。
投資をしていると、予期しない暴落や急激な調整局面に直面することは避けられません。
このような局面では、感情に流されて損切りしてしまうことが多く、結果的に大きな機会損失につながることも。
では、どうすれば暴落時に冷静さを保ち、安易な損切りを防げるのでしょうか？
今回は5つの具体的な対策を紹介します！
1.事前に投資方針と目標を明確にする
投資のゴールを設定することで、冷静な判断が可能に
投資を始める前に、自分の投資目的とゴールを明確にしておくことが重要です。
例えば、
- 「老後資金のために20年後を見据えて投資する」
- 「子供の教育費を10年後に準備する」
といった長期的な目標を設定しておくことで、短期的な市場の変動に動揺しにくくなります。
具体的な行動例
- 暴落が起きた時に「これは20年後の資産形成の一部だから大丈夫」と考える。
- 定期的に投資方針を振り返り、自分の軸を確認する。
2.暴落時の過去データを参考にする
市場は暴落後に必ず回復している
歴史的にみても、株式市場は何度も暴落を経験していますが、長期的には一貫して上昇してきたという事実があります。
過去の暴落とその後の回復例
- リーマンショック（2008年）
⇒世界的な金融危機で株式市場は大暴落。しかし数年後には大部分が回復し、その後は史上最高値を更新。 - コロナショック（2020年）
⇒世界中で経済が停止し、株式市場も急落。しかしわずか数か月でV字回復し、その後も成長を続けました。
具体的な行動例
- 過去の暴落後の回復グラフを定期的に見返しておく。
- 「今回も必ず回復する」という歴史的データを信じる。
3.感情のコントロール：プロスペクト理論を理解する
人は損失に対して過剰に反応する
プロスペクト理論によると、人は利益よりも損失に対して強い感情を抱く傾向があります。
例えば、1万円を失ったときのショックは、1万円を得た時の喜びの約2倍強く感じると言われています。
この心理が働くことで、暴落時には冷静さを失い、損失を避けようと安易に損切りしてしまいます。
具体的な行動例
- 暴落時には「これは感情が反応しているだけだ」と一度立ち止まって考える。
- 感情の動きに気付いたら、すぐに行動せず24時間待ってみる。
4.分散投資でリスクを抑える
分散投資はリスク管理の基本
1つの資産や地域に集中投資すると、その資産が暴落した際のリスクが大きくなります。
異なる資産クラスや地域に分散投資をすることで、暴落時の影響を最小限に抑えられます。
バランス型ポートフォリオの例：株式50％+債権50%
- 株式50%：リスクはあるものの長期的な成長が期待できる。
- 債権50%：安定した収益を確保し、株式市場の暴落時にリスクを抑える役割を果たす。
このように株式と債券のバランスを取ることで、市場全体の変動リスクを分散できます。
具体的な行動例
- ポートフォリオのバランスを定期的に見直し、リスク許容度に応じて調整する。
- 暴落時にも影響を抑えるため、株式だけでなく債権や現金も保有する。
5.暴落時の対応ルールを事前に決めておく
「もし暴落が起きたらどうするか？」を事前に計画
投資をする際に、暴落時の対応ルールを決めておくことで、冷静な判断ができます。
具体的な対応ルール例
- 「資産が20%下落したら一切売却しない」とルールを決める。
- 「暴落時には新たに追加投資する」と前向きな行動を計画しておく。
- 「一定期間（例：1週間）はポートフォリオを見ない」というのも有効な方法です。
具体的な行動例
- 暴落時の行動計画を紙に書き出しておき、実際に暴落が起きた時に見返す。
- 自分で決めたルールに従うことで、感情に流されずに行動する。
まとめ：冷静さを保つことが最大の防御
市場の暴落は避けられないものですが、感情に流されて損切りすることが最大の損失につながります。
暴落時には冷静さを保つためには、事前の準備と投資方針の明確化がカギとなります。
今回のポイント
✅ 投資の目的とゴールを明確にすることで、短期的な変動に動揺しない。
✅ 過去の暴落データを見て、市場は必ず回復していることを信じる。
✅ 分散投資でリスクを抑え、株式50%＋債券50%のバランスで安定性を確保する。
✅ 暴落時の対応ルールを事前に決めておき、冷静な判断を保つ。
「暴落はチャンス！」と捉える長期的な視点を持って、コツコツと資産形成を続けていきましょう！
注意事項
本記事は私個人の投資方針を紹介したものであり、特定の投資商品や投資方法を推奨するものではありません。
投資にはリスクが伴い、元本割れの可能性もあるため、ご自身の判断と責任で行ってください。
以上、暴落時に安易な損切りを防ぐための対策についてお話しました！
今後も、長期投資で資産を増やすためのヒントを発信していきますので、引き続きよろしくお願いいたします。
