【投資の考え方】日本株にはTOPIX型ETF(1475)を選びました|コシカログ

こんにちは、コシカです。
前回の記事では、海外資産に投資するためにeMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)を選んだ理由を紹介しました。
今回はその対になる存在、日本株式への投資についてです。
投資を始めたばかりの方が日本株のインデックス投資を検討する場合、
大体候補に挙がるのは「日経平均(日経225)」か「TOPIX(東証株価指数)」のどちらかだと思います。
■ バランス重視ならTOPIX
日経平均は日本の代表的な大企業225社で構成されており、
値がさ株(株価が高い銘柄)の影響を受けやすく、構成に偏りがあります。
一方、TOPIXは東証に上場している銘柄のうち、1,600以上の企業に分散投資しており、時価総額加重平均で構成されています。。
つまり、より広く・バランスよく日本経済全体に分散投資できるインデックスです。
私はこれまでの記事でも「分散」や「バランス」を重視してきましたので、
今回もその考えを基にして、TOPIX連動型に投資する方針に決めました。
■ 信託報酬が思ったより高い…?
では、TOPIX連動型の投資信託を買おうと思って探してみたところ、
人気どころでも信託報酬は0.15~0.2%程度。
これはこれで十分安い部類なのですが、
つい前回の記事で紹介した海外株ファンド(信託報酬0.05775%以内)と比べてしまうと、
「ちょっと割高だな…」と感じてしまいました。
■ ETFという選択肢:iシェアーズ・コア TOPIX ETF(1475)
そんな中で目に留まったのが、iシェアーズ・コア TOPIX ETF(証券コード:1475)。
このETFの特徴は以下の通り:
- TOPIX連動型ETF
- 信託報酬:年率0.0495%以内(税込)
- 東証プライムに上場
- 1口あたり300円前後で購入可能(※2025年3月現在)
驚くべきはその信託報酬の安さ。
前回の海外株ファンド(除く日本)よりも低コストで、
この点だけ見れば日本株への投資の方が有利にすら見えるほどです。
■ 細かく買えない?でも長期投資なら調整可能
ETFは基本的に1口単位での購入となるため、
毎月1万円を完全に使い切ってピッタリ買うことはできません。
例えば1口が300円前後だとすると、
9,900円分購入した後、100円分が余ってしまう――
こんな感じの“余り金”が毎回発生する可能性があります。
ですがこれは、余った金額を翌月以降に繰り越すことで帳尻を合わせることが可能です。
- 3,000円余った → 翌月1万円と合わせて13,000円で購入
- 端数が出るたびに貯めて、数ヶ月ごとにドカンと買う
などの工夫をすれば、全体としての投資比率は崩さずに済みます。

日本株の投資信託はどうするの?

TOPIXにするよ。やっぱり広く分散してる方が安心だし

ふむふむ、でも…前に海外株の時は“細かく調整できるように”って細かいこと言ってたよね?

うん、今回ETFにしたから、1株単位の買い付けで端数は出るけど…

じゃあ意味ないじゃんっ!

いやいや、今回は信託報酬の安さを優先したんだよ~

…なるほど、結局ケチったわけだ(笑)
■ ETFのメリットと注意点
ETFには投資信託にはないメリットもあります。
- 市場でリアルタイムに売買できる
- 信託報酬が低い傾向がある
- 透明性が高い
一方で、自動積立や少額積立には非対応という点はデメリットです。
楽天証券やSBI証券では定期買付の仕組みも用意されていますが、
基本的には自分で購入タイミングを決める必要があります。
■ まとめ:日本株にはETFでバランスよく、低コストに
「海外資産はeMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」で、
「日本資産はiシェアーズ・コア TOPIX ETF(1475)」で。
これにより、自分なりの“海外:日本=50:50”のバランスを維持しつつ、
低コストかつ広範囲に分散されたポートフォリオが組めるようになりました。
端数や購入単位の不自由さはあるものの、
そのぶんコストメリットが大きく、長期投資には十分対応できると思っています。
あとは、この構成を継続できるかどうか。
ここが一番の勝負どころですね。